自分なりに古事記に書かれたオトタチバナヒメの入水について
理解しようと色々考えました。

オトタチバナヒメが入水することができたのが、すごく不思議で前からひっかかって
いました。

色々考えて、ヤマトタケルが止めなかったからしかない、と思いました。


1、古事記に「止めた」という記載がない。

2、オトタチバナヒメの入水は挨拶や歌を詠む等前ふりがあり、予測できた行動でした。
  波が荒い海に浮かぶ船という足場の悪い中、身体能力の勝るヤマトタケルが
  止めれば入水はできなかったはず。


色々欠点はあっても、ヤマトタケルは冷たい人ではないと思います。

なぜ止めなかったのか?




的な役割分担意識がそうさせたのだと思いました。


ヤマトタケルとオトタチバナヒメには共通の役割分担意識があった、少なくとも
ヤマトタケルにはあったのでしょう。


『お相手の方は一般人なので結婚記者会見には出られません。』
ではなく、一緒に公務につく関係という認識です。




そう理解していたので、ヒメが入水を申し出た時、とても悲しんだでしょうが
止めなかったのだと思います。

妃であると同時に、同じ目的をもった旅の仲間だったのです。

↑イメージ漫画です。


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2011/01/10